東京 東大和大会へのお誘い

(オンラインでの開催となります)

各地の戦争遺跡保存団体、文化財保存全国協議会、歴史教育者協議会などを中心に、団体や個人が集い、1997年に「戦争遺跡保存全国ネットワーク」が結成されました。この活動の一環として、戦争遺跡の調査・研究・保存運動、平和資料館、平和教育などについて情報交換をするために、「戦争遺跡保存全国シンポジウム」が年1回開催されています。

 この全国シンポジウムは、1997年第1回を長野県長野市松代で行い、その後、毎年実施されてきました。今大会の東京都東大和市で第24回となります。当初、東京都東大和市での開催は、昨年2020年8月の開催予定でしたが、コロナ禍の為1年順延となり2021年10月初旬での現地開催の予定で進めてまいりましたが、コロナの感染拡大が収まらず、残念ながら、2021年10月2日(土)3日(日)の2日間のオンライン開催となりました。詳細は、大会概要を参照願います。

東京都東大和市は、空襲で被弾した工場の変電所がそのままの形で残されています。その保存には東大和市の市民活動の貴重な歴史があります。1981(昭和56)年9月から11月にかけて8回の公民館講座「太平洋戦争と郷土」が行われました。その講座をきっかけとして変電所の存在に衝撃を受けた講座参加者(おもに東大和市の女性)を中心に自主グループ「東大和市の戦争と郷土史研究会」発足しました。その会が公民館祭りや市民文化祭でその成果を発表し、保存の重要性を訴えました。当初、変電所は東京都の公園敷地の予定地にあり、取り壊される予定でした。そのため、研究会は、1988(昭和64)年9月議会に「給水塔と小松ゼノア内の変電所の保存を求める陳情」を提出し趣旨採択なり、各メディアに大きく取り上げられ、保存活動は、多くの市民に知られることになりました。その結果、1991(平成3)年「東大和の戦災建造物の保存を求める市民の会」が結成され、超党派の活動となり、その結果、東京都も変電所の保存を決定し、1995(平成7)年東大和市の文化財にもなりました。

現在、東大和市は、この貴重な戦争遺跡を保存するために第2回目となる大規模修理を行っています。修復後の変電所は、従前以上に、多くの人がより詳細に見学できる環境整備もなされる予定です。今大会では、私達は、全国の戦争遺跡に関心を持つ多くの方にオンラインではありますが、修復後の戦災変電所の紹介する企画をしており、今大会に多くの方が参加されることをお願い申しあげます。

第24回戦争遺跡保存全国シンポジウム 東京  東大和大会実行委員会

大会実行委員長 小須田 廣利